速読はトレーニング次第
速読法のコツは、読むことと理解する事を同時に処理する事にあります。
速読法というのは、いかに早く文章を読むか、そしていかに早く内容を理解するかという2点を同時にこなす必要がありますよね。
であれば、速読法というのは、この2つをいかに効率よくトレーニングするか、そして併用するかという点こそが重要と言えます。
早く読むというのは、トレーニング次第ですぐに身につきます。
文字を見る、文字を認識する、認識した文字を記憶する。
ここまでは、さほど難しい事はありません。
これを早くするのは、慣れです。
どんどん本を読んでいけば、自然と早くなるものです。
ですが、理解を速めるというのは、なかなか一筋縄ではいきません。
読んで理解し、理解したら再び読む、というやり方では、速読とはいえないのです。
読みながら理解していく事が前提としてあり、尚且つその速度を上げていくというのが、速読法なのです。
この読みながら理解するというのは、感覚的に言えば頭と目を切り離すような感じですね。
目で文を追い、それを頭の中の記憶に繋いで放り込むのではなく、目の辺りに文字を一旦ストックしていくような感覚で読んでいき、区切りの所で一気に頭に流し込むというイメージで読んでいきます。
そして次のセンテンスを読む間、前のセンテンスの理解を頭ではやっていく、という感じです。
速読法の目安は文庫本一冊30分
速読法を身につける上で、まずはどの程度の速さで本を読めるようになるかという事を知っておく事は、とても重要です。
速読法というものがどのようなものなのかを理解するには、まず目安となるものが必要でしょう。
それを知った上で、それが今の自分とどれくらい違うのか、速読法を身につけることでどれくらい時間を短縮でき、どの程度自由な時間を確保できるのかという事を理解できれば、自ずと身につけるための意欲も沸いてくるというもの。
そういう意味でも、ある程度の目安というのは知っておいて損はありません。
速読法における基本的な読書スピードは、文庫本一冊を30分で読むくらいです。
30分で200ページ以上の文章をすべて読み終え、尚且つ中身を理解し、さらには楽しむというのは、容易な事ではありません。
しかし、これが速読法における平均的なスピードと考えて良いでしょう。
ここで注意したいのが、この30分の間における読書スタイルです。
ただ流し読みするだけでは無意味ですよね。
しっかりと内容を頭に入れておかなければ、本を読む意味はありません。
同時に、それが物語であれば、その本そのものを楽しめなければ読書の意義が問われます。